認知症の母の一人暮らし|気づけなかったサインと、デイサービスで見えた新しい関わり方

親の介護

実家の母は、83歳で軽度から中度の認知症で、要介護1に認定されています。

もう20年近く一人暮らしをしていますが、手芸店で編み物を教えたり、最近まで自宅で編み物教室を開いたりしていました。

母の様子が少しおかしいな?元気がないな?と思ったのは、7年ほど前のことです。

一緒にご飯を食べていても、うつむき加減であまり話をしないので、「なんで元気ないの?黙っていたら、つまらないやん」と、厳しく言ってしまったこともありました。

また、大学生で県外に一人暮らしをしている息子のところへ、母と一緒に遊びに行った時のことです。

最初に乗ったタクシーに荷物を置き忘れてしまいました。

旅行の荷物や友人へのお土産も入っていたため警察に届け、荷物は見つかり、2日後に戻ってくることになりました。

でも母は、その後もずっと「荷物がなくなった」とこだわり続けていて、その時もどこか様子が変だと感じていました。

今振り返ると、その頃から兆候があったのに、「自分の気持ちは自分で切り替えないとダメよ」と言うだけで、気づくことができませんでした。

認知症の検査をすることになったきっかけは、県外に住む弟からの連絡でした。

年末の帰省の日程を変更したことを母に伝えていたのに、「帰ってこない!連絡もなかった」と母が怒って電話をしてきたそうです。

「少し変だよ」と言われたのが、4年ほど前になります。

すぐに脳神経外科で検査を受け、薬を飲み始めました。

そのおかげもあってか、症状は大きく変わっていないように思います。

母の場合、これまでの習慣は今もほとんど問題なくできています。

もともと生活リズムが整っていたこともあり、今も同じように規則正しく生活していますし、バスやJRに乗って行き慣れた場所へ出かけることもできます。

弟から荷物が届くと、その日の21時にお礼の電話をする習慣も、今も変わらず続いています。

ただ、これまではいつ行っても手を動かして編み物をしていたのに、最近は全くしなくなり、一日ゴロゴロして過ごすことが増えているようでした。

それが気になり、一日型のデイサービスを考えるようになりました。

規模の大きなデイサービスは合っていない様子だったので、先日、趣味活動ができる小さなデイサービスの体験に行きました。

7人ほどの利用者さんと一緒に、お散歩をしたり、お昼ご飯の準備や片付けをし、午後は編み物の小物を作って過ごしたようです。

筆ペンで自分で書いたお昼ご飯のメニューと、

その日の様子が分かる写真を持って帰ってきた母は、声も明るく、何度も写真を眺めていました。

やはり、一人で黙って過ごすよりも、良い刺激になっているようです。

そして、私自身にとっても良かったと感じています。

これまでは、週に1〜2日は実家に行き、母を外に連れ出すことを一番に考えていました。

そのため、実家で食事を作る時間はありませんでした。

でも、母がデイサービスに行っている間に、実家の台所で夕食を作り、久しぶりに一緒に食べることができました。

母もよく食べてくれて、片付けも一緒にしました。

社会とのつながりはデイサービスにお任せして、家での日常生活を一緒に過ごす。

この役割分担が見えた気がしました。

しばらくは、週1回の一日型デイサービスと、2回の3時間のリハビリ型デイサービスに通う生活を、試してもらおうと思います。

私も変わらず、週に2回は実家に行って一緒に過ごしていくつもりです。

これからも、母のペースを大切にしながら、無理のない形で一緒の時間を過ごしていきたいと思います。

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母の一人暮らしについては、こちらにもまとめています。

👉「認知症の母の一人暮らし|まだ続けられるのか迷っています」

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