認知症の通院先を見直した理由|薬の変更提案に感じた違和感と家族の判断

親の介護

母の認知症で、新しい薬を提案されたときのことです。

「その薬、本当に必要ですか?」

そう思った診察でした。

2年ぶりの検査で分かったこと

母の認知機能の検査を、2年ぶりに受けました。
結果は、やはり少しずつ進んでいるというものでした。中程度の認知症です。

母の一人暮らしについては、これまでずっと迷いながら続けてきました。

新しい薬の提案と、ひとつの疑問

診察では、新しい薬としてリバスチグミンの貼り薬を勧められました。
やる気や食欲の改善を期待して、とのことです。

その時は、特に気にせず聞いていましたが、
診察室を出て、会計を待っている間に、疑問が湧いてきました。

母はすでに、認知症の薬であるドネペジルを服用しています。
その上で貼り薬を使うのかどうか、確認していなかったのです。

2年前に、ここで処方された薬を
かかりつけの内科で出してもらうようにしたのも、先生の勧めでした。
当然、服薬状況は把握されているものだと思っていました。

でも診察中、一度も今飲んでいる薬の話が出なかったことが気になり、
念のため確認しました。

すると、先生はその服薬を把握されていないようでした。

この2つの薬の作用は似ているので、ドネペジルの服用はやめて、リバスチグミンの貼り薬に変えると言われました。

正直、少し怖くなりました。

「気づかなかったらどうなっていたんだろう」

と思ったからです。

もし私が質問しなかったら、そのまま処方されて、
同じような作用の薬を重ねて使うことになっていたかもしれません。

処方箋薬局で気が付いてもらえたとは思いますが、


「このままで大丈夫なのかな」という気持ちが残りました。

貼り薬に変えることで増える現実的な負担

そしてもうひとつ、現実的な問題もあります。

新しいことが覚えられない状態なのに、
薬の使い方を変えていいのか、ということです。

今は、内科で処方された薬を
日付ごとに一袋にまとめてもらっていて、
母にもとても分かりやすい形になっています。

でも貼り薬になると、
週に2回、自分で貼り替えなければいけません。

貼り替える曜日も決まっているので、
私が毎回行くのは難しい状況です。

先生からは
「電話で声をかけて貼ってもらうのはどうですか?」
と言われましたが、
正直、それでうまくいくイメージは持てませんでした。

前に貼ったものを見て「もう貼った」と思ってしまったり、
逆に剥がし忘れてしまったり。

そもそも貼り薬に慣れていないので、
「これ何?」と気にして触ってしまうかもしれません。

そう考えると、
結局は私が気にかけ続けることになりそうで、
負担が増えるのも目に見えていました。

今の母の様子と、できていること

母の様子は、身体面では大きな問題はありません。足腰も、胃腸も悪くなく、嚥下も問題ありません。

意欲面は、以前と比べると確かに変わっています。
編み物はしなくなり、味噌汁も作らなくなりました。
家では横になっていることも増えました。

でも、何もしないわけではなくて、
ご飯を炊いたり、なければお昼ご飯を買いに行ったり、
買い物リストを書いたり。

交通シルバーパスの有効期限前にも自分で気づいて、更新に行きます。

今日は、庭に咲いたフリージアを仏壇に飾っていました。

家の前に落ち葉がたまっていれば掃除もしています。
できることは、まだちゃんとあります。

薬よりも大事だと感じたこと

そういう姿を見ていると、

薬で何かを取り戻すというよりも、今の生活をどう支えていくかの方が大事なのではないかと感じています。

たとえ貼り薬でやる気が少し上がったとしても、
やめてしまった編み物をまた始めるとは思えません。

それならば、本人も周りも負担になる新しい薬を試すよりも

今は、母が楽しんで通っているデイサービスの回数を、
少しずつ増やして行った方が、母の意欲にも繋がるのではないかと考えました。

デイサービスに通い始めてから、母の様子にも少し変化がありました。


今の生活を無理なく、少しでも長く続けていけるようにすることを、大切に考えたいと思いました。

通院先を見直すという選択

そして今回のことをきっかけに、通院先も見直そうと思いました。

もう一度、別の病院で診てもらうことにしました。

母自身が、こちらの先生に少し苦手意識を持っていて、毎回行きたがらなかったこともあり、見直す決心がつきました。

認知症の通院先や薬の選択で、同じように迷っている方もいるかもしれません。

病院選びで大切にしたいこと

認知症は長く続くものだからこそ、
安心して任せられる場所かどうかはとても大事です。

今度、行ってみようと思っている病院は、義母がかかっている病院でもあります。

義母が認知症と診断されたとき、
年齢的に薬の管理が難しいだろうという判断で、
あえて認知症の薬は処方されませんでした。

足し算だけでなく、引き算の相談もできる先生だと感じ、これまでの経緯も含めて、一度相談してみたいと思っています。

今回の出来事で、
「どこに通うか」だけでなく、
「どんな考え方で診てくれるか」が大事なのだと、
改めて考えることになりました。

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